第16回ことば工学研究会の様子
日時: 2004年 3月 19(金)〜 20日(土)
場所: 長岡技術科学大学 マルチメディアシステムセンター会議室
(〒940-2188 新潟県長岡市上富岡町1603-1)
今回は開催時期が余り良くなかったせいか、
例回に比べると少々少なめだったのですが、充実した議論が出来たと思います。
では、以下の絵で当日の雰囲気を楽しんで下さい。
ちなみに、長岡にはかなり花粉が飛んでいました.......
3/19 2004
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阿部氏による「概念ベースを用いた情報検索モデルの検索性能の評価とその向上」
概念ベースの類似性機能を使って、検索事象を拡張するという話でした。
検索の数によっては、提案手法は既存手法とは劣るという話でしたが、
さらなる拡張を期待します。
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小山田氏による「情報検索に向けた概念ベースの語彙拡張法」
概念ベースの語彙を増やすのに、辞書からどんどんとるような正攻法(?)ではメモリ、
時間の点で現実的ではないので、現在出来る限界の大きさの辞書を作り、
そこから類似性のポインタを張るような辞書の提案でした。
メモリがじゃぶじゃぶ使えて、CPU も∞に早くなった場合は、どうなの?
という議論もありましたが、ポインタをおいて、
そこから別の辞書を参照するという考えは、そうなっても面白いかも知れません。
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横山氏による「知識の液状化と結晶化の方法論を用いたラジオ番組制作のための企画支援システムに関する研究」
知識の液状化、結晶化は intercontextuality に通じると考えられるます。
発想の刺戟の意味からも非常に興味深い研究です。まだ、始まったばかりのようですが、
どんどん進めて欲しいと思いました。
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石川氏による「言葉をベースとする拡張型述語論理形式の知識表現法」
以前から研究をしている不完全推論を更に、話ことばの不完全性に適用するという話です。
まだ、途中段階とのことですし、例に使われていることばも不自然との指摘もありましたが、
このような推論システムが出来ると面白いと思います。
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会場風景
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特集議論の様子は、↑の絵をクリックしてください。
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3/20 2004
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松澤氏による「日記解析による格言返答システム」
前回は、研究室の研究の総括でしたが、今回は、これに絞って発表していました。
とはいっても、最初の方に復習があるのが、授業っぽい...
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佐藤氏による「概念ベースから基本語彙知識ベースへ」
概念ベースの延長である、基本語彙知識ベースの提案です。現在、
まともな小学生を作成中だそうです。まともな小学生に何が出来るか興味があります。
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招待講演:
三上氏による
「言語天文台プロジェクト」
とにかく、世界中の電子的に表示出来る言語を全て集めようというプロジェクトの話でした。
現在の所、1000程電子的に表示出来る言語があるそうですが、
それが全て集まるだけでもすごい話だと思います。
意外と電子文字になっている言語って多いのだなと思いました。ただ、コードなどは、
まだ、混乱しているそうですが.....
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