第6回ことば工学研究会
第12回 AIシンポジウム

日時: 2000年12月8〜9日
場所: 大阪国際会議場 会議室 804
〒530-0005 大阪市北区中之島 5-3-51
地下鉄 「肥後橋」 or 「阿波座」、JR or 阪神 「福島」、JR 「新福島」から 徒歩10分程度

テーマ: ことばとコミュニケーション


● 参加費 (予稿集を含む): AI シンポという形をとっているので、今回に限り有料です


今回は、CmCC 研究会の協力を得て、AI シンポジウムという形で行ないます。 タイトル通り、「ことば」と「コミュニケーション」の関係に主眼をおいて議論を 行ないたいと思っております。 今回も魅力的な論文が集まっています。
投稿論文以外にも、 今回は、「ことば」と「コミュニケーション」を様々な面から見るために 招待講演を多くとっております。恐らく、全て招待講演だった第1回以来の多さと思います。これも、シンポジウムという形をとっているからですが....
主催者にとって、ことば工学はことば遊び(B級機関など)から始まりましたし、 やはり、 ことば遊びはコミュニケーションツールとして多用されているという観点から、 「ことば遊び」に焦点をあててみます。
まず、ことば・パフォーマンスなどを通じて活躍していらっしゃる 波瀬さんには、「ことば遊び」を中心にして、観客とのコミュニケーション、 ことばの身体性、ことばによる表現などについてご講演していただく予定です。 波瀬さんのご活躍はホームページからもうかがえますが、かなり充実したご講演に なると思っております。
一方、ことば遊び論を展開されている滝浦さんには、 ヤーコブソンの〈詩的機能〉を言葉の機械的な“生成装置” として位置づけ直してみることにより、“伝えないコミュニケーション” としてのことば遊びについてお話しをいただけることになっています。
CmCC側からは、川浦さんにインタネットなどのメディアにおけるコミュニケーションについて、 どのようなことがどのように行なわれていてどのような状況であるかなどをお話しいただきます。
更に、 『広告の役割とは、送り手が意図するブランド価値を、視聴者知覚のなかに構築すること』 という立場から、某会社のメッセージ開発を実際なさっている加藤さんに 「クリエイティブ支援システム」についてお話しをいただきます。
今回の魅力溢れる様々な講演で何らかの糸口が見つかるのではないかと期待しております。 皆様の参加と、活溌な討論をお願いいたします。 尚、参加される方は準備の都合上、 電子メール (lingua@cslab.kecl.ntt.co.jp) もしくは、 FAX (0774-94-5385)で「ことば工学事務局」に
お名前、連絡先、(人工知能学会会員なら)会員番号
連絡をお願いします。


[Time Table]

12月 8日(金)
10:00〜 受け付け
10:20〜11:00
*** 基調講演 ***
堀 浩一 (東京大学 先端学際工学専攻) ことば工学はどこへ行く?
11:00〜13:00
*** 招待講演 ***
波瀬 満子 (ウリポ・はせ・カンパニー) ことば・コトバ・言葉 (日本語私案)
13:00〜14:00 昼食
14:00〜14:40 ○池田 定博、大橋 正和、金田 重郎 (同志社大学大学院総合政策科学研究科) 現代用語辞書に基づく流行コンセプト予測手法
14:40〜15:20 ○大熊 智子、上野 裕一、堀井 克倫、山田 敏哉、 増田 佳弘 (富士ゼロックス(株)中央研究所 知識研究室) SOHOワーカの電子求職票に見られる業務記述の分析
--SOHOワーカは受発注のために何を重要と考えているのか--
15:20〜16:00 ○長谷川 隆明, 小原 永 (NTT サイバースペース研究所) 単語情報を用いたパターンマッチングに基づくテキストからのモダリティ情報の抽出
16:00〜16:10 休憩
16:10〜17:30
*** 招待講演 ***
加藤 雄一郎 ((株)大広 マーケティング局 MCソリューションチーム / 東京工業大学 工学部) 視聴者理解プロセスを考慮したクリエイティブ開発の考え方
18:00〜 懇親会
場所: リーガロイヤルホテル タワーウイング 30F ロイヤルスカイラウンジ
金額: 5000円程度の予定
12月 9日(土)
9:30〜 受け付け
10:00〜10:40
*** 基調講演 ***
○野島 久雄 (NTT 生活環境研究所)、新垣 紀子 (NTT コミュニケーション科学基礎研究所) CMC研究の歴史と広がり
10:40〜11:20 ○新垣 紀子、大和田 龍夫 (NTT コミュニケーション科学基礎研究所)、 野島 久雄 (NTT 生活環境研究所)、 松澤 和光 (NTTサービスインテグレーション基盤研究所)、 小暮 潔 (NTT コミュニケーション科学基礎研究所)、 加藤 恒昭 (東京大学大学院総合文化研究科)、 石井 健一郎 (NTT コミュニケーション科学基礎研究所) CmCC研究会の現状と活動報告
11:20〜12:00 ○岩原 昭彦、八田 武志 (名古屋大学 情報文化学部 社会システム情報学科) 日本語書字における情動情報の伝達メカニズムについて
12:00〜13:30 昼食
13:30〜14:40
*** 招待講演 ***
川浦 康至 (横浜市立大学 国際文化学部 人間科学科) メディアコミュニケーション研究の社会心理学的アプローチ
14:40〜15:20 ○庄司 裕子 (東京大学 先端学際工学専攻/川村学園女子大学)、 堀 浩一 (東京大学 先端学際工学専攻) 実購買行動の分析が示唆するオンラインショッピング用の意思決定支援環境
15:20〜16:00 ○岡田 美智男、鈴木 紀子、坂本 彰司 (ATR 知能映像通信研究所) 発話の意味の不定さに基づく関係形成としてのコミュニケーション
16:00〜16:10 休憩
16:10〜17:30
*** 招待講演 ***
滝浦 真人 (共立女子短期大学) ことば遊びとコミュニケーション
―ヤーコブソンの〈詩的機能〉を触媒として―

講演題目にのついて いるものに関しては、それをクリックすると、講演概要が得られます。
又、 をクリックすると論文を得ることが出来ます。
Caution!!: かなりサイズの大きなものも含まれています...