第8回ことば工学研究会の様子

日時: 2001年 7/13 (金)〜14日(土)
場所: 青山学院大学 総合研究所 9F 16会議室

テーマ: ことばの感性ははかれるか? どのように表現出来るか?


今回は、東京は青山で研究会を行ないました。7月は、例年、京都で行なっていて、 死ぬほど暑かったのですが、東京でもやはり、暑かったのでした。
外の暑さもさることながら、中も議論は熱く行なわれました。 「ことばの感性ははかれるか? どのように表現出来るか?」というかなり本質的なテーマで今回は研究会を開催しましたが、 ピアノの演奏あり、モダンダンスありと、ことばだけではなく、身体をともなった言葉の演出もあり、 大変意義深い研究会になったと思っております。 招待講演も、強迫状の話とか、統計的にナニゲに出てくる傾向には、 納得させられました。 と色々書きましたが、当日の様子をことばだけではなく、 その雰囲気の一部でも写真で御覧下さい。
絵をクリックすると大きな絵が得られます。


7/13 2001
天野氏による「NTTデータベースシリーズ「日本語の語彙特性」の構築と応用」 会場風景
太田氏による 「演奏の表情を表す言葉が演奏に与える影響について」
次の講演にも関連していて、なかなか面白かったと思います
柴野氏による 「サティの楽譜の中に見られる言葉----演奏家からの提言」
実際に弾いていかに演奏の表情がことばによって変わっていくかを示していただきました。
私、かなり前から Satie は触っていたのでしたが、その頃はフランス語などわからなかったこともあって、気にもとめていませんでした...
結構、目から鱗って感じでした。
残念だったのは、電子キーボードしか用意出来なかったので、ハーフペダルが使えないなど、 制約があって、細かなニュアンスが出づらかったことです。
丸元氏による 「敬語表現の誤用の認知に関する分析」
は準備中です...
村上氏による 「ことば新研究 −統計分析への誘い」
文芸作品を完全に統計的手法で解析するという話です。源氏物語も解析により、 なーーるほどという解析がなされていました。画面はベーコン = シェークスピア論争ですが..
7/14 2001
岩原氏による 「日本語書字における表記選択と情動情報伝達メカニズムについて」
こういう講演を聞いていると、日本語って表現ユタカなんだなって思ってしまいます。
小川氏による 「デザインにおける審美性と創造性」
スライドの一部を掲載していますが、面白い表現を使っていますね。
尾島さんが、議論の中でいわれていたように、メタファー的なことばが、 判りづらそうでも一番表現力があったりするのでしょうか?
木元氏による 「科学解説の ``わかりやすさ''」
機材がなかったので、こーーんな感じで講演していただきました。 といっても、写真からはわかりませんね。OHPプロジェクタをライトに使い、 DVを書画カメラにして講演をしていただきました。
「素人をわかったつもりにさせる」ことは、我々にとっても重要なことではないかなって思います
鈴木氏による 「コミュニケーション的観点から見た、ユーザインタフェースにおける信頼と愛着」
何故うまく操作出来ないかで、え"ーーーって感じの話がありました。 やはり、コピー機やビデオは複雑になってしまっているのか....
相原氏による「身体とパフォーマンス」
モダンダンスの話を、実演を交えて話していただきました。
これ又、準備中です