第21回ことば工学研究会の様子

日時: 2005年11月4日(金)、11月5日(土)
場所: 岩手県立大学 共通講義棟 305講義室(4日)、309講義室(5日)
〒020-0193 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字巣子152番地52

テーマ: ことば: その可能性


始めて関東より北で開催しました。学園祭の時期と重なったか、盛岡が少し遠かったのか、 参加者は少な目でした。しかしながら、充実した議論は行えたと思っております。
絵をクリックすると大きな絵が得られます。


盛岡駅から (名前は宮沢けんじ)に乗って15分、更に駅から10分程歩くと、大学につきます。 会場のある建物は、 みたいな感じでした。

11/ 4 2005
内海氏による「隠喩と直喩、どちらが詩的か?」
直喩と隠喩の美しさを理解のしやすさ等で実験していました。 学生相手の実験でちょっと感覚が違うかなというのもありましたが.... いずれにせよ、面白いアプローチだと思います。
会場風景
赤石氏による「語の出現依存関係に基づく文書群の動的分解・再構成」
物語を可視化して表示するシステムの提案です。物語を分解し、 再構成出来るのですが、難解な物語、例えば、 クロード・シモンの小説がきれいに解析出来ると面白いかも知れません。 あと、この後発表のあった特許もこのシステムで扱えるのではないかと思いました。
内藤氏による「特許における言葉関係から見た分析と引用関係分析との比較」
かなり面白い内容だったのですが、今回は、計算が終わらず、 結果は見られませんでした。なんと、サブセットですらダメだったとか.... 結果が出たら是非見てみたいです。
小田氏による「修辞学の情報学的再考 −回顧と展望−」
「文彩」を導入して修辞をことばに限らず、 音楽など他のメディアにまで広げて扱おうという試みの話だと思います。 かなり壮大な話です
11/ 5 2005
情報と物語・文学を巡る共同討議 (3): 〜でないものとしての物語生成
鍋島さんはもとから都合が悪く参加できなかったのですが、 青柳さんもいきなり、前日負傷してしまい、参加できなくなってしまいました。 従って、5人になってしまったのですが....
まず、阿部により、青柳さんのポジションと鍋島さんのポジションを示した後、 議論に入った。
岩垣氏による「「物語」が「有機的総合体」(文学作品)として宇宙空間に浮遊するということ」
小方氏による「〜でないものとそての物語生成: 暫定的な総括」
金井氏による「「リアリティ」の映像修辞構成システム」
森田氏による「フローティング・ハイパーテキストの基本コンセプト (仮結)」