第18回ことば工学研究会の様子
日時: 2004年11月12日(金)〜13日(土)
場所: 神奈川大学 横浜キャンパス 16号館地下1階 視聴覚ホールA
(〒221-8686 横浜市神奈川区六角橋 3-27-1)
今回は色々な会議と重なってこともあって、開催時期が余り良くなかったようでした。
例回に比べると発表など少々少なめだったのですが、充実した議論が出来たと思います。
では、以下の絵で当日の雰囲気を楽しんで下さい。
11/12 2004
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鍋島氏による「イメージスキーマと共通感覚」
イメージスキーマをアリストテレスの共通感覚と比較していました。
何かから浮き立っているものを存在として把握するという観点から議論していました。
その意味で、「動き」が重要で、アリストテレスの共通感覚ではこれは解釈が難しいとのこと。
例えば、ざわめきの中の静寂などは、アリストテレスの共通感覚では難しいようです。
非常に難しい話ですが、身体性から/に通じる話という意味で、重要です。
今回は感性まで持っていっていました。
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横山氏による「番組製作者の内省的思考を促す創造支援システム」
長岡でもその構想を見せてもらいましたが、今回は、
実際に動くシステムを持参(ネットにつながらなかったので、実演は無理でしたが)
しての講演です。インタコンテクチュアリティから理解出来ると思います。
プロのシナリオ製作者がシステムに想像をゲイキされて温泉とか紅葉とか発想がトンで行く状態が非常に面白かったと思います。
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11/13 2004
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石塚氏による「読み手の意図に基づいたタイトル生成法」
検索などで、指定した検索語に基づいた(ようは、検索語を入れた人の意図です)
要約の話でした。要約をタイトル(新聞なら、ヘッドライン)の形式で提示しようという話でした。
かなりチャレンジングな研究だと思います。今回のは、文法情報を落して処理をしていたため、
今一の結果も出ていましたが、文法情報を駆使すると、もっといい結果が出ると思います。
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招待講演:
李氏による
「広告におけるユーモア性 -比較文化的視点から-」
CMを交えて広告コミュニケーションの話をしていただきました。
どこの文化圏でもユーモアとして「ばかばかしい」表現が多いのは、
そうかも知れないなという感じです。個々の背景を無視してその文化の中では理解しやすいかも知れないので。
それから、韓国では、日本でするようなことば遊びは余りしないとか。
アエラの広告のように知性を駆使して、ことば遊びという感覚は日本だけかも知れません。
母音の数のせいでもあるようなことを李さんはいっていました。確かに、
日本語はいつの間にか母音の数が少なくなっていますね
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