○八幡 望、角 薫 (公立 はこだて未来大学)
本研究では仮説に基づいた質問から物語展開機能を備えた物語生成システムを開発した。 具体的には、プロダクションシステムにおける物語の定義を選択、 変更することにより利用者が本来の物語と異なるあらすじの物語を作成することができるシステムである。例えば、登場人物の容姿や性格、 行動などを変更することにより物語のあらすじが変わる。また、 物語を映像として視覚的に認識し登場人物の目線で体験することで物語を楽しみ、 視野や発想を広げることのできるシステムとしても開発する。 小学校5年生の児童21名を対象に行った評価実験によりシステムの有効性および子どもの創造力の向上を示し、 大学生を対象に行った評価実験によりシステムの将来性について検証した。