言語障害のひとつである吃音について、その症状・要因・治療に関するこれま での研究を概観し、遅延聴覚フィードバックによる吃音者と非吃音者の発話流 暢性への効果の観測から吃音のモデルを仮説として提案している。また、吃音 現象を音声認識の立場から分類してその対処法を単語認識と連続音声認識に分 けて論じている。