【講演概要】

テーブル・トーク・ロール・プレイング・ゲームにおける面白さの分析

山崎 竜、伊藤 昭、寺田 和憲 (岐阜大学工学部 応用情報学科)



テーブル・トーク・ロール・プレイング・ゲーム(TRPG)は、何人かの参加者が、 会話によってストーリーを進めていくテーブル・ゲームである。 TRPGでは、対コンピュータRPGとは異なり、必ずしもゲームのクリアを目的とするのではなく、 人同士のインタラクティブなやりとりの中で「面白い」ストーリーを作っていくことが中心となる。 我々はこの「面白さ」をM.J.エリスの最適覚醒の理論、M.チクセントミハイのフロー理論に基づき、 適切な情報負荷(刺激)によって作られるものと考え、参加者の行動を刺激量の調整という視点から分析する。