【講演概要】

認知修辞学の可能性

内海 彰 (電気通信大学)



認知修辞学は, 言語表現や発話が情動喚起や対人関係の維持などの機能をどのように達成するかを認知的に探る試みである。 本発表では, 「再解釈可能なずれとその解消」という仮説が情動や審美的効果の喚起を(部分的に)説明可能であることを示すとともに, 文学研究への適用可能性についても論じてみたい。