【講演概要】

カクテルの哲学 ―ワインとの比較から― (OL)

宇野 佑 (言語聴覚士)



これまでの発表では、食事は五感を使う多感覚知覚の対象であること、 その味の評価には主観主義とも客観主義とも取れる側面があること、 そして食事の定義がそもそも様々な困難を抱えていることを示してきた。 今回はワインに関するScruton(2009)の議論を敷衍することを通して、 ワインにはないというカクテルが持つ独特な特徴が何なのかを探っていきたい。