【講演概要】

オブジェクト指向に基づく言語インターフェース

竹内 孔一 (岡山大学大学院自然科学研究科)



含意認識タスクを参考に、述語項構造の語彙意味を記述しつつどの程度論理的な含意が可能か研究している。 既に日本語の述語1.1万語に対して学研の基本語データベースと対応とりつつ拡張した意味分類と項構造のデータを公開している。 しかしながら含意認識はほとんどが名詞の問題であり、 名詞の意味構造を言語学の語彙意味論に基づく分析を利用してデータを構築している。 本発表では名詞を3種類に分類し、中でも論理的な操作を必要とする 「以外」「他」「前」「頭文字」といった語まで含めて、 言語処理モデルが可能化について議論する。さらに、言語処理のフレームワークとして中間的なインターフェースについて論じる。