○大谷 一之,角 薫 (公立 はこだて未来大学)
本研究では。ジェスチャによる直感的な操作のインタフェースを用いた。 ゲームプログラムにおいて動作制御に関する三角関数を理解していない人のための学習支援システムを提案する。 本システムによって、ゲームプログラム内での三角関数の値の変化の仕方を理解し、 各動作制御ごとに三角関数を使い分けられるようになることを目指す。 具体的なシステムの流れは、LeapMotionを用いてジェスチャを描くと、 その軌跡を認識し、対応した動作制御で動くオブジェクトが生成され、 それを観察しながら実際のプログラムの書き方やどのような仕組みで動いているのかを動的なグラフやイメージを用いて解説していくことで学習していくシステムとなっている。 大学生12名に対して、三角関数やプログラミングに関しての理解度の変化によるシステムの有効性の検証、 およびアンケートによる評価を行った。その結果から。本システムにより、 各動作制御ごとにゲームプログラム内で必要な三角関数を使い分けられるようになることが認められた。