○太田 公子 (通信総合研究所 けいはんな情報通信融合研究センター)、
荒川 恵子 (京都女子大学 文学部 教育学科 音楽教育専攻)、
井佐原 均 (通信総合研究所 けいはんな情報通信融合研究センター)
楽譜に記述されている発想/表情記号が, 演奏にどのように変換されるのかについて,実験的に分析した. 19の表情を表す言葉を用意し, プロのピアニストが同一曲を各表情について弾きわけたものを分析した. その結果,感情の鎮静や抒情的な感情を表す言葉は演奏のテンポの制御に, 感情の高揚を表す言葉は演奏の強さの制御に対してそれぞれ影響を及ぼしていることがわかった.