【講演概要】

デザインにおける審美性と創造性

○小川 容子、往住 彰文 (東京工業大学 社会理工学研究科 価値システム専攻)



プロダクトデザインにおける美的認知や創造性に対して、認知科学的にアプローチする。 まず、デザインの創造性を知識操作のレベルから捉えるため、 機械設計・人工知能・設計学の各分野における試みを概観する。 次に、デザイナーの言説をもとに創造的デザインの生成過程をモデル化する。 ここでは、創造性の重要な要素である新奇性・ 有用性の獲得に向けておもに機能していると考えられる、デザイナーの信念システム、 審美的感情を中心に扱う。