○中山 功一、下原 勝憲 (ATR ネットワーク情報学研究所)
本論文では,人と円滑にコミュニケーションできる人工知能(AI) の実現に向けた研究の一つとして,言葉の意味する概念に注目して考察する. また,概念獲得システムとその構成法について述べ, 人工生命シミュレーションを用いて, エージェントの自律的な学習により適切な出力を得るだけでなく, 入力情報を概念化した結果として"不快","餓え", "渇き"などの概念を獲得した実験例を示す.