【講演概要】

中学野球における投手と創造性思考との関係性

◯中村 潤1,2、大澤 幸生1
1. 東京大学工学系研究科 技術経営戦略学専攻
2. ベリングポイント(株)



本研究では、野球における創意工夫に関して、 Finkeらのジェネプロアモデル、川喜多のKJ法、 は杉本らの発散的思考にもとづいた支援システム 等の思考モデルを踏まえ、創意工夫に取り組む創造性思考に着目し、 投手と投手以外のポジションとを比較できるような実験環境を開発した。 また、創意工夫の度合いを指標化し、実験を通じて得られた測定値から、 投手と創造性思考との関係性を考察する。 ここで指標化する創造性とは、いちごとバナナは果物のグループ、 野球・バスケットボール・サッカーはスポーツのなど、 それぞれ意味的に近い単語のグループから、如何に構成要素を変えて、 新たなグループを考案するか、という観点で計測する。