○森 寅嘉、角 薫 (公立 はこだて未来大学)
本研究では、キャラクタの感情や体の状態や周囲の環境を判断し、 その状況にあった動作を瞬時に生成するゲームAIを検討するための準備として、 キャラクタの動作の特徴を検討し、 動的に自然な動作を生成する手法について提案するものである。 3Dゲームにおけるキャラクタの動作は手作業によりアニメーションが作成され、 ゲーム上の現在の環境はどの環境であるかが登録されており、 それ応じて再生されるという形式になっておりアニメーションの動的な制御は行われていないことが多い。環境条件の組み合わせは多岐にわたるため、 必要な動作もそれに伴い多くなる。しかし、 全ての動作を予め用意するのは現実的ではないため、 自動で環境条件に対応した動作を生成する必要がある。 被験者を用いた実験により複数の動作を合成する規則について検討し動作合成の規則について定義した。