○ 中小路 久美代(1,2,3), 山本 恭裕(1), 大平 雅雄(1)
(1) 奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
(2) (株) SRA ソフトウェア工学研究所
(3) 科学技術振興事業団さきがけ研究21
EVIDII (an Environment for VIsualizing Differences of Individual Impressions)は、言葉と、画像や音楽といった表現との関 連付けを複数のユーザに実施してもらい、その結果を可視化するインタ ラクティブ環境である。 EVIDII を用いることにより、個人が各々の言 葉に対して抱いている印象や言葉の用い方の違いを認識することができ る。本論では、 EVIDII を用いたいくつかのケーススタディを通して、 言葉の選び方、画像や音楽などの表現形態の選び方や可視化の際の基準 マップの作成の仕方について考察するとともに、個々人による言葉と印 象とがどのように関連づけられているのかについて述べる。