○伊藤 拓哉 (岩手県立大学)、小方 孝 (岩手県立大学)
筆者らは、俳句からの物語生成、 物語からの俳句生成という双方の方向での俳句の利用についてこれまでシステムの試作と実験を通じた考察を行って来た。 本稿では、 筆者らの俳句に関するこれまでの研究を整理し、 俳句生成と物語生成の双方を循環的に統合するメタレベルのシステム ―ここでは仮に俳句/物語生成システムと呼んでおく―の枠組みの提案を行う。