【講演概要】

形式的環境から象徴的環境へ: 単語親密度の視覚誘発脳磁図反応に対する影響の検討

○原田 暢善、岩木 直、中川 誠司、山口 雅彦、外池 光雄
(産業技術総合研究所 関西研究センター 人間福祉医工学研究部門)



象徴的環境においては、象徴それ自身、 またはその構成要素において”記憶”の要因が、”象徴性”の成立に関与していると考えられる。 形式的環境およびその構成要素である、周波数、密度、間隔などの要因において、記憶の要素の関与は強くはない。 象徴的環境において、象徴自身の”記憶”の要因が、環境を把握する際のヒトの脳機 能にどのように影響するかについて興味を持ち実験を行った。 本研究では、社会的基盤を持つ記憶の「記憶の強度」が、 環境要因として、環境を把握する際のヒトの脳機能にどのように影響するかについて対し行い、 「単語親密度」の視覚誘発脳磁図反応に対する影響について検討を行った。