〇荒木 健治 (北海道大学 大学院情報科学研究科)、 佐山 公一 (小樽商科大学)、 内田 ゆず (北海学園大学)、 谷津 元樹 (青山学院大学)
スマートフォン上の対話エイジェントやAIスピーカーの普及に見られるように人間らしい振る舞いをする対話システム実現への欲求は年々急激に高まりつつある。 しかし、現状で普及している対話システムは基本的にタスク指向型システムであり、 人間のように話していて楽しいシステムとはなっていない。 これは、非タスク指向型システム（雑談システム）の完成度がまだまだ低いためである。 我々は対話システムへ高度化したユーモア処理を導入することによりこの現状を打破することを目指している。 そこで、我々はユーモア処理の高度化のための第一段階として51,000件のダジャレを収録した駄洒落データベースの開発を行った。 本稿では、駄洒落データベースにさらに拡張した際の方法や問題点、及び拡張された駄洒落データベースを用いて行なった分析結果について述べる。