荒木 健治 (北海道大学 大学院情報科学研究科)
少子高齢化社会の急激な進展により高齢者単身世帯が急増している。 これに伴い話し相手として、人間らしい振る舞いをするシステムの需要もまた急増している。 人間らしさを考えた場合、言葉を理解することはもちろんであるが、 さらに高度な知的活動であるユーモアを理解し生成することが必要となる。そこで、 私はユーモア処理の第一段階として、大規模な駄洒落データベースを開発した。 本稿では、この駄洒落データベースを用いた駄洒落生成システムの処理過程と性能評価実験を行った結果について述べる。