【講演概要】

段階的に説明を加えるキャプションの効果?

阿部 明典 (千葉大学 文学部行動科学コース)、只木 琴音 (千葉大学 融合理工学府)



美術館での絵画の鑑賞に際しては、大抵、 なんらかの情報がキャプションとして提供されている。 来館者は、それに書いてあることを読むことで、絵画を理解の助けとしている。 このように、普通の人には、絵画を理解するにはこのような助けが必要である。 美術館、博物館は大抵、一般の来場者のために、助けとなる記述を用意している。 記述の質、量は美術鑑賞に時には、影響を与える。 本論文では、キャプションの中の情報の効果を議論する。特に、 鑑賞者の知的/認知レベルに応じた情報の量に関して議論する。 本議論は、curation の文脈で行う。